*197年*護り龍バグウェル、降臨!【其の参】
慟哭のようにも響く高らかな龍の笑い。
それを制するが如く、エルネアの王が選ばれし勇者に命じます。
アンセルム王「この不遜な龍を闘技場の床に叩き伏せてみせよ」
トレニア「陛下のご命令のままに!」
闘いの火蓋が切られました!
先攻はトレニア!
能力値を上げ武器も最大限に強化し挑んだにも関わらず、バグウェルへのダメージは左程でなく、序盤からすでに焦燥感を覚えてしまいます。
硬く強固な鱗に覆われる緑の巨体を倒すことなどできるのでしょうか。
頭の片隅にそんな思いが一瞬浮かんだ後にやってくる、龍からの鋭い攻撃。
トレニアは身構えました。
しかし。
待っていたのは意外性に富んだ展開だったのです。
後攻バグウェルから受けるダメージは良い意味で予想外過ぎる数値。
あまりの意外さに、今度は戸惑いが生まれます。
2ターンめ。攻撃は再びトレニアへ。
1ターンめ同様、92のダメージをバグウェルへ与えています。
とうとうバグウェルのHPが半分にまで減少!
・・・どうしたのだろう?
なんだか奇妙な気分です。
話を聞き、その強さへの想像を繰り返した龍・バグウェル。
この場に立つまでどれだけ心が押しつぶされそうになったか。
それなのに現実には正直、
手応えが、ないーーー。
ええいッッ!!!
か・・・
かッ・・・
勝ったぁーーッ!?
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