*201年*星の日に
197年から四年後の今年ーー。
再びエルネア杯に出場し、優勝の錦を飾ったPCトレニア。
19日の夕1刻より、エルネア城にて勇者壮行会が執り行われました。
勇者壮行会とは、来たる21日の白夜の日にこのエルネア王国へ舞い降りる護り龍・バグウェルとの対戦を控えるエルネア杯トーナメント優勝者を、国を挙げて激励する式典です。
王の前へと進み出たトレニアの顔には緊張が走っています。
この儀式も、後の龍との対戦も今回で二度目ですが、やはり心は波打ちます。
神官・ケサーリ「本年、王国の護り龍バグウェルに挑まれる勇者はーー」
エルネア杯で優勝したことにより、身に纏う鎧も以前同様、特別デザインのものに戻りました。
アルノルフ王より、勇者となった賞賛と、これから龍に臨むという大きな試練を引き受けるにあたり、何のためにそれが行われるのか、何故そうするのかの説明がなされます。
龍に人が裏切りのない姿で居続けていることを示せるよう、王は勇者に期待します。
トレニア「栄光ある勇者の称号を賜り、護り龍バグウェルに挑む機会を得ましたことは我が身にあまりある光栄と存じますが、我らがエルネア王国武人の力をバグウェルを相手に示してご覧に入れる決意でおります」
力強く応えるトレニアの声がエルネア城内に響き渡りました。
***
翌20日は星の日です。
ローゼル近衛騎士隊の隊長であるトレニアは朝食後、シズニ神殿にて奉納される祈りの儀式に代表として参加予定です。
手早く食事を済ませて向かわねば!
・・・と、毎年のことながら異様な光景になるこの日の食卓。
異様すぎます子供達。
ジニア的には可愛いらしいですが^^;
やはりこの感覚の違いって、王国生まれか否かによるんでしょうかw
他国生まれ、他国育ちの元旅人トレニアには一生かかっても理解できないでしょう。。
さて。
食卓の怪しい子供達から一目散に逃れw
・・・のそのそしていると泥団子ぶつけられますからね!
定刻となりましたので星の日の祈りの儀式が執り行われます。
ケサーリ「ソル様とエナ様に失礼の無いよう、古来よりのしきたりに則りお迎え致しましょう」
ケサーリ「降り来たりて我らが心づくしを聞こし召し・・・」
陛下・各機関代表者らも神官に続き真摯に祈りの言葉を唱えました。
儀式の最後に陛下が星の日の伝承に触れます。
アルノルフ「この土地に伝わる古くからの言い伝えによれば、ソル様とエナ様は仮面を付けた子どもの姿で地上においでになり、わが王国や、そこに暮らす私たちの様子をご覧になるとのこと。みなさんの普段の働きにより、神々に恥じることなくこの日を迎えられることを大変喜ばしく思います」
そうなのです。
だから、星の日に子供達が総出で奇妙な仮面をつけて練り歩くことがどんなにおかしく思えても、神事ですから耐え忍ぶしかありません!
ーーそうして、儀式が終了したのを見計らったかのようにどこからともなく彼等がやって来るのです。
朝ごはん
食べさせておいて
よかった♪
満腹の子供達に泥団子攻撃をされずに済みました!(^^)!
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