*202年*正統か異端か
本日が何の日だったか忘れていたキクは、末の妹でありますローダンセと呑気に森の小道に探索へ出かけておりました。
「おねえちゃん」と懐いてくれる、とてもカワイイ妹です♪
それにしても今日なにがあったんだろう?
大事な用事だった気がするんだけど・・・
***
これだったー!
トレニア・イロハ
VS
マルチェロ・イロハ
トーナメント表に母が勝利した結果がすでに出ていました。
ううぅ・・・せっかくの両親対決だったのに・・・ガックリ。
試合後、共に家路につく両親の微妙な距離感が気になりますw
ーーそれから2日後にはいよいよ!
夫を降しここまで勝ち上がった元PCトレニア・イロハ。
対するは・・・
因縁の相手!
ナタリー・トルーマン。
来ました来ましたナタリーさん・・・
何だか久しぶりの対決です!
昨年は白夜の年ということでエルネア杯が開催されましたからね。ナタリーさんも出場してはいたのですが、山岳兵のカトリーナ・ミラーさんに第二回戦で敗れてしまったので、一昨年の騎士隊トーナメント準決勝戦以来の対峙であります。
審判の開始の号令が聞こえたかと思いきや、母が瞬時に眼前のナタリーさんへと飛び込んでいきました!
母の気合が恐い!!w
我が母ながら、キクは寒気を感じずにはいられません^^;
そして後攻、ナタリーさんからの攻撃はというと・・・
また魔銃かい!!
ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
自分が幼き日、父に愚痴っていた母の姿が思い出されます^^;
近衛騎士隊に身を置く者、剣で立ち向かうべし!が信条の正統派な母に対し、ナタリーさんはというと何ものにも囚われない異端児的人物らしいのです。
互いの力を競い、頂点を目指すのがトーナメントの真髄ですからね。
より優位に立てる武器で挑むのは決して反則ではありません。
柔軟な考え方のナタリーさんに分があった。それに尽きます。
母だけでなく、騎士隊に所属していないキクでも頭では納得しているのです。
(・・・だけど・・・)
心に生まれる防ぎようのないモヤモヤが、ナタリーさんの勝利を素直に祝う気分を失わせていました。
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