*204年*ダイゾー×ジニアの結婚式♪
家族全員揃っての最後の朝食を済ませ、バタバタと神殿入りした花嫁のジニア含むイロハ家一家。
お相手のダイゾー・アーチボルドがまだかまだかと待ちわびておりました。
ダイゾー「お!おはようございます! お義父さん・・・」
マルチェロ「・・・おはよう」
この二人が和解できるのはいつになることか(^^;
身を硬直させて挨拶をしてきたダイゾーの前を、ぶすったれた表情で通り過ぎるマルチェロです。
それでも、勇気を振り絞って『お義父さん』と(蚊の鳴くような声でしたが)呼びかけたダイゾーに、テッパンの『オレはお前の父親じゃない』と斬り捨てなかっただけマシなのかもしれません。
キクは冷や汗を流すダイゾーに手のひらをあわせて謝るのでした(^□^;
ドレスへ着替えるため引き続き急ぎ足で消えたジニアをひとまず見送り、キク達はもうすぐでウェディングロードとなる神殿中央通路に並びます。
ほどなくして叔父である神官のケサーリが姿を現わしました。
いよいよ本日の主役二名の登場です!!
盛大な拍手が神殿内に響く中、美しいウェディングドレスを纏った姉ジニアが、最愛の人と共に祭壇の前へと歩を進めます。
綺麗だよ!
姉貴・・・!!(泣)
感極まるには早すぎますが極まってしまうキクですw
ケサーリ「汝、新郎ダイゾー、妻と互いに寄り添い、永遠の支えで有り続けると誓いますか」
背後に恐れおののくマルチェロの気配アリですが、それでもダイゾーは約4年の歳月を経てようやく辿り着くことができたジニアとのこの日に鼻の下が伸びっぱなしです。
ケサーリ「汝、新婦ジニア、夫と互いに寄り添い、永遠の支えであり続けると誓いますか」
仮面の下から見せる叔父の優しい微笑みを受けて、ジニアもそれに応えるように柔らかな笑みを浮かべて誓いを立てました。
そんな時ふと。
二人を眺めるキクの目が錯覚を起こします。
一瞬ですが、目の前の幸せな光景に重なるように、アンドレスと自分が並び立つ姿が浮かんだのです。
(・・・いやいやいやいや!!!)
付き合いだしてからそろそろ1年。
姉たちから比べたらまだ1年。
こういう場に居合わせるとどうにも意識してしまいます。
真っ赤な顔で頭を振り、とめどなく広がってゆく妄想を払いのけようと一人バタバタするキクの様子に、隣に立つ母トレニアからは訝しげな眼差しが注がれます(^^;
ダイゾー「やっと一緒になれたね」
ジニア「もう離れないわ」
二人のその言葉には長い年月を経てきた重みが。
新たな門出を祝う拍手が鳴り響く中、胸の奥でずっとくすぶったままであった言葉を叫んだ父。
伝わる想いの深さに、キクは心打たれたのでした。
♪♪♪読者様募集中♪♪♪
ブログURL変更にあたり内部リンク修正・記事の加筆修正などをやっておりましたら、しばらくぶりの投稿と相成りました(^_^;
ブログ名に変更はありません。これからもよろしくお願い致します!